長谷工の金太郎飴マンションとは

金太郎飴マンションと揶揄される長谷工のマンションですが、ユニクロを愛用する我が家では、金太郎マンションに対して嫌悪感はあまりありません。

なぜ金太郎マンションと呼ばれるのか、個性がなく同じような間取りのマンションばかりを量産しているからということのようです。まさにユニクロ方式なわけです。その分、お安いのでオトクという考え方もあります。

柏・流山で分譲されるマンションは9割以上は長谷工が施工していますので、嫌なら違う地区に行くしかないですけどね(笑)

金太郎マンションの特徴を整理してみます。

(間取りの特徴)
特徴1 画一的な田の字型の間取り
特徴2 廊下側の柱の食い込み(柱分も占有面積に含まれます)
特徴3 直床(将来の水回りリフォームが限定されます)
特徴4 二重壁工法(4平米ほどの面積が壁に埋もれます)

我が家的には、田の字型と直床は別に気にしないのですが、柱の食い込みと二重壁は面積が狭くなるので気になりますね。74平米で買ったのに、実際は5平米ほどは壁と柱が使ってるんじゃ、69平米を買ったのと同じですから、なんだかため息が出ます。面積の記載は、壁芯面積といって壁の厚みの中心から計算することがお約束です。

※二重壁で損する平米数の計算式
二重壁の厚さは平均18cmくらい。壁芯で計測すると損する厚さは半分の9cm。両側の面で計18cm。マンションのバルコニーから廊下までの平均的な奥行きは11.5m。両側の面で計23mです。よって、23m×0.18m=4.14平米。これだけ損してます。これにプラスで柱が50cm食い込んでいたら廊下側の二部屋分だと1平米分も損しています。合計すると約5平米の損。74平米を買ったつもりでも長谷工なら69平米しかないのです。マンションの価格を比較するときは、坪単価で確認をします。Aマンションは坪単価150万、長谷工マンションは坪単価140万だったとしても、実際の居住面積単価は同じかもしれません。

なので、長谷工マンションを見るときは、柱の食い込みがなるべく少ない間取りを選ぶようにしています。壁はどうしようもないですね。タワマンなら乾式壁で薄くなりますから、壁を重視する場合はタワマンを選ぶしかないです。

次に装備ですが、これは長谷工に限らず、売り主のチョイスになります。ディスポーザーと機械式駐車場以外であれば、あとから自分でも変更できるので妥協はできると思います。よって、ディスポーザーがあるか、自走式駐車場になっているかの2点を我が家ではチェックします。この2点は必須項目なので。

なぜ必須項目なのか、せっかく戸建てではなく、マンションを買うのだからディスポーザーはいると思うのです。機械式駐車場は購入時に販売価格が安くなる、駐車料金が安いなどのメリットがある反面、メンテ費に1台あたり月1万円はかかり管理費からの持ち出しもある。後年の修繕費が莫大になる。満車にならないと管理費が爆上げする。高齢化したときに撤去するものかなりの工費がかかる上、管理組合での同意手続き、役所の建築変更手続きなどハードルも高めと入居後10年先からはデメリットばかりでてきます。

ああ、ベランダのシンクも後付できないですね。あると便利だとは思いますが我が家では妥協することにしています。

そんなわけで、この3年ほどマンション探しをしていますが、

(1) できればタワマンがいい。でも費用は抑えたい。
(2) 柱の食い込みがひどい間取りは選ばない。
(3) ディスポーザーは必須
(4) 機械式駐車場は論外
(5) 4階より上がいい
(6) 管理費が管理内容に比して高額ではないこと

この条件で4000万以内で探すと現在の相場では駅チカは厳しいですね。
子供が小学校に上がるまでの間に、よい物件に巡り会えるといいのですが。


コメント